【法文】
学説彙纂第1巻第11章第1法文序項
【法文の典拠】
Corpus Iuris Civilis Vol. I. (ed. 14) Mommsen-Krüger, Digesta, MCMXXII
【inscriptio】
Aurelius Arcadius Charisius magister libellorum libro singulari de officio praefecti praetorio
請願局長アウレリウス・アルカヂウス・カリシウス(近衛都督の官職に付て単書)
【翻訳】
今茲に近衛都督の官職の起源を略述せざるべからず。
 或著者等の伝へたる所に拠れば近衛都督は往時騎兵長官に代へて設置せられたるものなりと云ふ。蓋し我が祖先の時代に在りては一時大都統に最大の権力を委託し之をして其の次位に在りて軍務を分掌せしめんが為めに其の監督の下に権力を実行すべき騎兵長官を選定せしめたりしが、後日国家の権力が永久の皇帝に移るに及びて元首は騎兵長官に模倣して近衛都督を選任したり。而して近衛都督には公の規律を匡正せんが為めに騎兵長官よりも大なる権力を附与したり。
【注】

【訳者】
春木一郎
【出典】
春木一郎『ユースティーニアーヌス帝学説彙纂プロータ』(有斐閣、1938年)
【備考】