【法文】
学説彙纂第1巻第2章第2法文第37項
【法文の典拠】
Corpus Iuris Civilis Vol. I.
(ed. 14) Mommsen-Krüger, Digesta, MCMXXII
【inscriptio】
Pomponius libro
singulari enchiridii
ポームポーニウス(法学通論単行書)
【翻訳】
此等法学者に次いで出でたる大家はセムプローニウスにして羅馬国民より『賢人』の称を得たるが、其の前後に此の如き名を附せられたる者なし。其の他ガーイウス・スキーピオー・ナーシカは元老院より最善者と称せられたる人にして、神聖街に於て官宅の支給を受けたり是れ人をして其の意見を聴くに便宜ならしめんが為めなり。其の後にクヰーンツス・ムーキウスなる法学者あり嘗て使節としてカルターゴ人中に派遣せられたる時カルターゴ人より平和と戦争との二籤を提示せられ其の孰れか一を択みて之を羅馬に携へ帰るべしと要求せられたれば両籤共に之を把りて曰く孰れの籤を欲するかを願ふべき者は寧ろカルターゴ人なるべしと。
【注】
【訳者】
春木一郎
【出典】
春木一郎『ユースティーニアーヌス帝学説彙纂プロータ』(有斐閣、1938年)
【備考】