【法文】
学説彙纂第1巻第2章第2法文第44項
【法文の典拠】
Corpus Iuris Civilis Vol. I. (ed. 14) Mommsen-Krüger, Digesta, MCMXXII
【inscriptio】
Pomponius libro singulari enchiridii
ポームポーニウス(法学通論単行書)
【翻訳】
セルヴヰウスの門より出でたる法学者は其の数亦多く殆んど皆著書あり。今其の主なる人々を挙ぐれば、アルフエーヌス・ヴワルス、アウルス・オーフヒリウス、チツス・カイシウス、アウフヒヂウス・ツクカ、アウフヒヂウス・ナムーサ、フラーヴヰウス・プリスクス、ガーイウス・アテイウス、パクヴヰウス・ラベオー・アンチスチウス(ラベオー・アンチスチウスの父)、キンナ、プーブリウス・ゲルリウス是れなり。上記十名の学者中八名は各若干の書を著せりアウフヒヂウス・ナムーサは之等の著書にして当時現存したるものを百四十巻に纂輯したり。 
 此等セルヴヰウスの門人中にて最大の権威者はアルフエーヌス・ヴワルルス及びアウルス・オーフイリウスにしてヴワルルスは執政官たりオーフイリウスは常に騎士の列に在りたり。オーフイリウスはカイザルの親友にして法学各部の根本的説明を為せる幾多の法律書を遺せり、二十分の一税法を第一に説明せる者は此人にして民事裁判に関する法務官の告示を始めて精細に編纂したるも亦実に此の人なり但しオーフイリウスの以前セルヴヰウスは既に『告示に付て』と題したる二巻の極めて簡単なる法律書にしてブルツスに捧げたるものを後世に遺したり。
【注】

【訳者】
春木一郎
【出典】
春木一郎『ユースティーニアーヌス帝学説彙纂プロータ』(有斐閣、1938年)
【備考】