【法文】
学説彙纂第1巻第2章第2法文第45項
【法文の典拠】
Corpus Iuris Civilis Vol. I. (ed. 14) Mommsen-Krüger, Digesta, MCMXXII
【inscriptio】
Pomponius libro singulari enchiridii
ポームポーニウス(法学通論単行書)
【翻訳】
同時代の著書にツレバーチウスありコルネリウス・マーキシムスの門人なり、又アウルス・カースケルリウスありクヰーンツス・ムーキウス、ヴオルシウスを師とせりヴオルシウスはアウルス・カースケルリウスの師の名誉の為め其の孫プーブリウス・ムーキウスを遺言を以て自己の相続人と指定したり。カースケルリウスは財務官級の人にしてアウグースツスは之を執政官の職に就かしめんとせしも昇進を望まざりき。上記三名の法学者中にてツレバーチウスは学識に於てカースケルリウスに優りカースケルリウスは能弁に於てツレバーチウスを抜きオーフヒリウスは学問に於て両者に秀でたりと云ふ。カースケリウスの著書にして世に伝はれるものは唯、善言録一巻あるのみツレバーチウスの著書は頗る多しと雖も其の利用せらるるものは少なし。
【注】

【訳者】
春木一郎
【出典】
春木一郎『ユースティーニアーヌス帝学説彙纂プロータ』(有斐閣、1938年)
【備考】