【法文】
学説彙纂第46巻第1章第38法文[選択債権の保証、停止条件付遺贈債権の保証と混同]第1項
【法文の典拠】
Th.Mommsen, Digesta Iustiniani Augusti vol.2, 2.Aufl., Berlin
1963
【inscriptio】
Marcellus libro uicensimo
digestorum
マルケッルス(法学大全第二〇巻)
【翻訳】
遺言により、ティティウスは、私に対して一〇金の条件付債務を負担した。私は、ティティウスから保証人の設定を受け、かつティティウスの相続人となった。そして、その後に遺贈の条件が成就した。果たして、保証人は私に責を負っているのか。私[マルケッルス]は次のように解答した。もしあなたが、条件付遺贈債務者から保証人の設定を受けた時点において、既に右債務者の相続人となっていたならば、あなたは保証人に義務を負わせることはできない。なぜならば、主債務者が欠けるのみならず、義務の客体もまったく存在しない
[1] からである。
【注】
[1]混同による消滅(cf.Afr.D.46,1,21,4)。
【訳者】
遠藤歩
【出典】
法学会雑誌(東京都立大)第46巻1号 (2005年9月)
【備考】