【法文】
学説彙纂第46巻第1章第44法文[請負契約の保証]
【法文の典拠】
Th.Mommsen, Digesta Iustiniani Augusti vol.2, 2.Aufl., Berlin 1963
【inscriptio】
Iauolenus libro undecimo epistularum
ヤウォレーヌス(書簡集第一一巻) 
【翻訳】
あなたは問答契約により、仕事があなたの定める特定の期日までに完成されることを約束させ、また、完成しなかった場合については、あなたが[第三者に]仕事をさせるに要した費用につき、保証人を設定した。そして、仕事が完成されなかったので、あなたは第三者に注文したが、しかしこの後者の請負人が保証人を供しなかったため、あなたは自分で仕事を完成させた。このとき、保証人は責を負うのかが問われた。[ヤウォレーヌスは、]次のように解答した。あなたが用いた問答契約の文言に従えば、保証人は責を負わない。なぜならば、問答契約において合意されたこと、つまり仕事を第三者に注文するということを、たとえその後に注文したのだとしても、あなたは遂行しなかったからである。つまり、あなたが続け[なかっ] [1] たところの注文は、あたかも最初からなされなかったかのように扱われ、それゆえ、あなたは即座に仕事に取り掛かったかのように扱われるからである。
【注】
[1] Mommsen, a.a.O., S.692, Anm.2.
【訳者】
遠藤歩
【出典】
法学会雑誌(東京都立大)第46巻1号 (2005年9月)
【備考】