【法文】
学説彙纂第46巻第3章第32法文
【法文の典拠】
Th.Mommsen, Digesta Iustiniani Augusti, 2 Bde, Berlin 1868/70
【inscriptio】
Iulianus libro tertio decimo digestorum
ユーリアーヌス
【翻訳】
奴隷が特有財産名義で金銭を貸付け、債務者が奴隷の主人の死亡を知らずに、相続承認がなされる前に奴隷に支払ったならば、[債務者は]解放される。債務者が、特有財産を剥奪されたことを知らずに、解放奴隷に支払った場合も同様である。この理は、金銭が主人の生存中に支払われたか、死後に支払われたかで異ならない。なぜならば、ある者がティティウスに支払うことを債権者から命じられた場合にも、債権者の死亡を知らない限りは、死亡後もティティウスへの支払いは適法だからである。
【注】

【訳者】
遠藤歩
【出典】
法学会雑誌(東京都立大)第45巻1号 (2004年7月)
【備考】