【法文】
学説彙纂第46巻第3章第39法文
【法文の典拠】
Th.Mommsen, Digesta Iustiniani Augusti, 2 Bde, Berlin 1868/70
【inscriptio】
Idem (Africanus) libro octauo quaestionum
同(アフリカーヌス)
【翻訳】
あなたに金銭を支払うため、私はあなたに命じて金銭を両替商の前で封印させ、それが数えられるまで、[両替商に]寄託した。メラは、金銭の危険はあなたが負担すると記している。しかし、より正しくは、速やかに数えられなかったことがあなたの責に帰するか否かが問われるべきである。というのも、右の例は、私が支払いの用意があるのにも拘わらず、あなたが他の何らかの理由で受領を欲しなかった場合と同様であり、この時、常にあなたが危険を負担するとはいえないからである。不適切な時間や場所で、私が提供をなした場合を考えてみよ。それゆえ、買主が金銭、売主が商品を、お互いに信頼がないために寄託した場合、金銭の危険は買主が(彼自身が受寄者を選んだ場合は常に)負担し、かつ商品の危険も買主が負担する。なぜならば、売買が完成しているからである。
【注】
【訳者】
遠藤歩
【出典】
法学会雑誌(東京都立大)第45巻1号 (2004年7月)
【備考】