【法文】
学説彙纂第46巻第3章第89法文第2項
【法文の典拠】
Th.Mommsen, Digesta Iustiniani Augusti, 2 Bde, Berlin 1868/70
【inscriptio】
Idem (Scaeuola) libro uicensimo nono digestorum
同(スカエウォラ)
【翻訳】
ルキウス・ティティウスは、高い利息付の一五金と低い利息付の二〇金に関する二つの問答契約で、同一日に、セーイウスに債務を負担させた。二〇金の債務がまず先に、すなわち九月一三日に支払われるべきであったが、債務者は問答契約の履行期が二つとも徒過した後に二六金を支払った。このとき債権者は、どちらの問答契約が支払われたかを述べなかった。はたして支払われた物は履行期が先の問答契約に充てられたのか、すなわち二〇金の元本は支払われ、六金はその利息に充てられたと考えられるだろうか。慣習上はそう考えるのが多数であると解答された。
【注】
【訳者】
遠藤歩
【出典】
法学会雑誌(東京都立大)第45巻1号 (2004年7月)
【備考】