日本民法典の基礎としてのローマ法文に関する研究


 平成21年度から,科学研究費補助金(基盤研究B)を得て,「日本民法典の基礎としてのローマ法文に関する研究」(21330003)に着手している。

 本研究は,日本民法の十全な理解を可能にするために,日本民法に影響を与えたローマ法文に焦点をあてて日本民法の歴史的系譜を明らかにし,日本民法の理解を充実させ,延いては日本民法の改正に資することを目的とするものである。

 この研究の一環として,ローマ法文の邦語訳を収集しているが,本研究に参加する者に限らず,ひろく一般から意見を聴取し,今後の研究に役立てるとともに,ラテン語に馴染みのない研究者や実務家にローマ法文の研究・利用を促すことを目的として,収集した翻訳の一部を公開することにした。

 まずは,ほんの一部ではあるが,学説彙纂の一部ならびに日本語訳の文献一覧を公開する。


【学説彙纂】

※ 法文番号は,モムゼン版大判に依る。

第1巻第1章 第1巻第2章 第1巻第3章 第1巻第4章 第1巻第5章

第1巻第6章 第1巻第7章 第1巻第8章 第1巻第9章 第1巻第10章

第1巻第11章 第1巻第12章 第1巻第13章 第1巻第14章 第1巻第15章

第1巻第16章 第1巻第17章 第1巻第18章 第1巻第19章 第1巻第20章

第1巻第21章 第1巻第22章


第2巻第1章 第2巻第2章 第2巻第3章 第2巻第4章 第2巻第5章

第2巻第6章 第2巻第7章 第2巻第8章 第2巻第9章 第2巻第10章

第2巻第11章 第2巻第12章 第2巻第13章 第2巻第14章 第2巻第15章


第3巻第1章 第3巻第2章 第3巻第3章 第3巻第4章 第3巻第5章

第3巻第6章


第4巻第1章 第4巻第2章 第4巻第3章 第4巻第4章 第4巻第5章

第4巻第6章 第4巻第7章 第4巻第8章 第4巻第9章



第46巻第1章 第46巻第3章



【日本語訳一覧】


 翻訳に関する提案・意見などが,数多く寄せられることを期待している。また,公開部分に限らず,ローマ法文の邦語訳の提供についても歓迎する。

是非ご協力をお願いしたい。


赤松秀岳(研究代表者) 五十君麻里子 石川真人 上村一則 遠藤歩
大久保憲章 篠森大輔 滝澤栄治 田中教雄 西村重雄  (50音順)

【連絡先】

九州大学大学院法学研究院 田中教雄(たなかのりお)
tanaka♪law.kyushu-u.ac.jp
(♪を半角の@に変更してください)


【関連リンク】

 CORPUS IURIS CIVILIS

 ゲバウエル=シュパンゲンベルク版『ローマ法大全 』(福岡大学)

 THE LATIN LIBRARY

  The Roman Law Library (by A. Koptev)


独訳

 Otto, Karl Eduard


英訳

 The Civil Law, tr. & ed. Samuel Parsons Scott (1932)




【更新履歴】

2017
12.15→関連リンクを修正
2013
01.24→D.1.8の一部修正

2012
11.16→D.2の一部修正
03.16→D.3

2011
10.21→D.46.3
08.19→D.4

2010
11.30→D.1
     D.2の一部修正
09.28→D.2
07.29→D.46.1の一部修正(表記の統一・訂正)
03.28→【関連リンク】にFuentes del Derecho Romanoを追加。
03.02→D.46.1
     日本語訳一覧